毎日使う電車…ポイント貯めずに電車代を消費して交通費支給されてトントン。で満足してたら非常に勿体無いですよね。
ポイントを最大限にとる根回しをキチンとしておけば、その後は何もしないでもポイントをチャリンチャリンと効率よく貯めることが出来ます。
ほぼ毎日当たり前のように消費している交通費…ポイントつけなきゃ損極まりない!しかも、交通費が支給されてるなら、会社の金でポイントだけもらえるわけです。
と、いうことで通勤、通学で毎日、電車を利用している人には必須の通勤・通学してるだけでポイントが効率よく貯まる方法を考えていきましょう。
サルパパ
目次
日々の電車代をどのように支払っているかでの損得を比較
まずは、様々な交通費の支払方法と、それらの損得をシンプルに比較してみましょう。
現金で切符・定期券を購入
現金で切符…は通勤・通学の人ならば、まずいないと思いますが、現金で定期券を購入しているという方はまだ少しはいらっしゃるかもしれません。
切符より定期券が得なのは言うまでもなく明らかですが、双方とも現金で支払うということは、付くポイントはゼロです。
クレジットカードで切符・定期券を購入
クレジットカードで切符・定期券を購入すれば、クレジットカードのポイントが貯まります。ただし、中には、この利用方法ではポイントが貯まらないただ後払いだけが出来たとなるクレジットカードもあるので注意が必要。
特に通勤通学で定期券を定期的に購入するという方は、その支払いをクレジットカードにしてポイントを付けた方が得ですし、更には、ポイントの付き方が良い(定期券購入において還元率が高い)クレジットカードを選ぶ必要があるということ。
還元率・クレジットカードの年会費・アナタの定期代…3つの要素によりどのクレジットカードが得なのかは変わってきますが、
年会費無料なのに定期券購入でポイントが付くクレジットカードがあるならそれは現金払いよりも間違いなく得である
ということになります。
suicaで切符・定期券を購入。現金でチャージ。
suicaは説明不要な方が多いかもしれませんが、JR東日本、東京モノレール、東京臨海高速鉄道等で導入されている共通乗車カード・電子マネーのこと。
suicaにお金をチャージしておけば、改札でそれを読み取り機にかざすだけで良いという仕組み。切符を買う手間が減る、小銭と格闘しなくても良いというメリットの他に、金銭的な得があるのですが、suicaへのチャージを現金で行っていては得を得ることはできません。
suicaで切符を買うというのは、要はsuicaにお金をチャージした状態で改札読み取り機にかざすということ。それで切符分の金額がチャージ分から差し引かれます。これにおいてはsuicaだからということでの金銭的得はありません。
suicaで定期券を買うということは、suicaにチャージしたお金で定期券を購入するに過ぎず、お金をチャージする分、手間だけがかかり何の得もありません。金銭的得も当然ありません。
suica定期というのがありますが、これは、suicaを定期券として購入することでその区間期間は乗り放題になるというもの。切符ではない定期であるが故の得さはありますが、suica故の得さはありません。
後述しますが、クレジットカードでsuicaにお金をチャージすることで得られるポイントをとっていかないと得はできません。
サルパパ
suicaのチャージをクレジットカードでしてポイントをとる。
suicaは、電車利用者にとって、「切符を買う手間が減る、小銭と格闘しなくても良い」があるだけで、取り入れるべきサービスと言えます。
得をするために着目すべきなのは、suicaにお金をチャージする時について。
suicaにお金をチャージ…。ここでお金の移動があります。チャージとは言いましても、suicaに入った地点で最終的には、交通費等で消費されることが確定的になるわけです。言わば、交通費をまとめて前払いしたのとほぼ同じ。
このお金の移動(支払い)を現金ではなく、クレジットカードで出来たらどうなのか?
ポイントが貯まります。毎日、通勤通学で無意識に使っているお金にポイントを付けれるなんて…最高だと思いますよね。
しかも、便利なsuicaをチャージすることで…。
となりますが、一つこれにはハードルがあります。
suicaに現金チャージすることが出来るクレジットカードは限られている。suicaへのチャージをウリにしているもので代表的なクレジットカードがビューカードである。
ということ。ビューカードはJR東日本グループのSuica一体型クレジットカード。JR東日本であるがゆえのクレジットカードの差別化がここで行われてるということ。
いくつかの種類があり、実際どれくらい得なのかは後ほど説明します。
…が、毎日電車を利用する人からすればsuicaは普通に便利な必須サービス。そして、そのsuicaにチャージできるクレジットカードは限られている…。
となれば、通勤通学で電車を利用している人は、suicaにチャージできるクレジットカードを無視することはできませんよね。
suicaにチャージできるクレジットカードを比較。
suicaにチャージできるクレジットカードは限られていると前項で説明しました。
続いては、それらsuicaにチャージできるクレジットカードの中で”自分が最も得できるクレジットカード”はどれなのか?ということをチェックする必要があります。
比較ポイントは年会費、ポイント還元率、定期券機能、その他の得の有無…主にこの4つです。
suicaにチャージできるクレジットカードの年会費・定期機能の有無
- 「ビュー・スイカ」カード:定期券機能あり:年会費:477円(税抜)
- ビックカメラSuicaカード:定期券機能なし:初年度年会費無料、2年目以降477円(税抜)※ただし前年1年間でのクレジット利用が(株)ビューカードにて確認できた場合無料。
- ルミネカード:定期券機能あり:年会費953円(税抜)
- ビューゴールドプラスカード:定期券機能あり:年会費10,000円(税抜)
- アトレビューSuicaカード:定期券機能あり:年会費:477円(税抜)
- JALカードSuica(普通カード):定期券機能なし:年会費2,000円(税抜)
- JALカードSuica(CLUB-Aカード):定期券機能なし:年会費10,000円(税抜)
- イオンSuicaカード:定期券機能なし:年会費無料
ただし、後述しますが、イオンsuicaカードは、「イオン利用者さんに向けたsuicaも便利に使えますよ」という趣のサービスなので、suicaへのチャージでのポイントの貯まり方(還元率)は良くありません。
年会費を見ていくと、ビックカメラSuicaカードは、1回でもクレジットカードを利用していれば年会費が無料になりますので限りなく年会費無料に近いカードです。フライング気味に情報を出しますと、suicaへのチャージでのポイントの貯まり方(還元率)も1.5%と他のビューカードと同じなので申し分ありません。
定期券機能は、そのカード1枚で定期券購入ができ、定期券としても使えるかどうか?ということ。
あれば便利には違いありませんが、定期券機能がない場合は、別のsuica(カード・スマホ等)とクレジットカードをリンクさせておけば、ポイントはとれるし、定期券も別のsuica(カード・スマホ等)になっちゃいますけど使えますのでそれほど大きな問題ではありません。
サルパパ
年会費有料のカードの損得ラインは?
年会費有料に抵抗があると言っても、キチンと計算してみたら、年会費有料のカードでも得できる。
私に一番フィットするのは、「(年会費有料だけど)このカードだ。」みたいなことになることが多々あります。具体的な例を挙げて解説します。
日暮里から西日暮里の6か月定期券は18,620円。これを2回購入したら1年分で37,240円。これをビューカードでsuicaへチャージして行うと、
”通常のお買い物などは1,000円で2ポイント(5円相当)”だけど、3倍ポイントが付くので、1,000円で6ポイント(15円相当還元率1.5%)が付きます。
37,240円ならば、約558円相当のビューサンクスポイントがつくということ。これだけで、年会費477円(税抜)は元が取れちゃっている計算になります。
日暮里~西日暮里なんて歩いていける距離ですし、山手線一駅ということで想定しうる最低の定期料金。普通はもっと長い距離の定期券を購入する人がほとんどでしょうから、先ほどの計算を見れば
通勤(通学)で電車を使っている人は、年会費477円(税抜き)の有料クレジットカードであっても、損にはなっていない。得してる。
ということが言えます。
更に言えば、ビックカメラSuicaカードは、還元率はこのケースで同じように1.5%ですし、ほぼ年会費無料と言っても良いほどのカードなので更に得ということが言えますが。
ちなみにイオンSuicaカードは、このケースでの還元率は0.25%。先述の「日暮里~西日暮里の定期券1年分」ならば、約93円しかポイントが付きません。いくら年会費無料と言っても、これだと区間が伸びれば伸びる程に得できるポイントの面で年会費477円(税抜)のカードに引き離されていってしまいます。
何でもかんでも年会費無料にこだわっていると「損はしないけど得できる割合が低くなる」ことがありますので注意が必要です。
suicaにクレジットカードでチャージする時のポイント還元率
suicaにクレジットカードでチャージ(オートチャージも)する時のポイント還元率についてみていきましょう。
- 「ビュー・スイカ」カード:1.5%:年会費:477円(税抜)
- ビックカメラSuicaカード:1.5%:初年度年会費無料、2年目以降477円(税抜)※ただし前年1年間でのクレジット利用が(株)ビューカードにて確認できた場合無料。
- ルミネカード:1.5%:年会費953円(税抜)
- ビューゴールドプラスカード:1.5%(+年間利用金額累計に応じてボーナスポイントが加算される):年会費10,000円(税抜)
- アトレビューSuicaカード:1.5%:年会費:477円(税抜)
- JALカードSuica(普通カード):1.5%:年会費2,000円(税抜)
- JALカードSuica(CLUB-Aカード):1.5%:年会費10,000円(税抜)
- イオンSuicaカード:0.25%:年会費無料
となると、2年目以降もほぼ年会無料と言っていいビックカメラSuicaカードが通勤で得をすることだけを考えるなら最もお得で気軽なカードということになります。
ただし、人により、事情は様々で実は別のカードの方が得でした。満足度が高いです。みたいなケースがあります。次項ではそのあたりを見ていきます。
suicaチャージ用のクレジットカード。その他の得。人によるおすすめカードの違い。
「ビュー・スイカ」カード
電車をよく利用する人、通勤通学で電車を利用する人に向けたsuicaへのチャージでポイントを効率的に貯めることが出来るというスタンダードなクレジットカード。
ごちゃごちゃは嫌。シンプルにそれだけが良いという人におすすめ。
ビックカメラSuicaカード
無難にかつ出来るだけ得したい人のおすすめなクレジットカード。年会費ほぼ無料で、suicaチャージでの還元率1.5%はこの目的においては最強クラス。その他にも
ビックカメラ・コジマ・ソフマップでsuicaにチャージしたお金で買い物すれば還元率は11.5%。
など、ビックカメラ・コジマ・ソフマップ愛用者で且つ通勤通学で電車を毎日利用しているからすれば濡れ手に粟の如くお得なクレジットカード。
ビックカメラ・コジマ・ソフマップ愛用者でなくても、年会費とsuicaチャージにおける還元率を考慮してそのためだけに持っておくにも十分価値があるクレジットカード。
ルミネカード
年会費953円(税抜)…もっと安いカードが他にいくつかあるのにわざわざルミネカードをチョイスしたほうが良い人は…?
ルミネカードを使えば、suicaチャージで得できるだけでなく
- ルミネ・NEWoManでの買い物が5%オフ。
- 年に数回10%オフのキャンペーンがある。
- LUMINE STYLE会員(クラブオフ)になれる。
LUMINE STYLE会員(クラブオフ)は、映画館、レストラン、テーマパーク等々様々なサービスの優待・割引を受けることが出来るサービス。
例えば、いつも映画鑑賞を定期的にする人ならば、109シネマズ、イオンシネマ等々ならば常に500円引きになりますので、2回イオンシネマに行けば、それで年会費分はペイできたことになります。
参照 映画館で得できるクレジットカードは?映画鑑賞頻度・映画館別に細分化して解説。
このような優待・割引が他にも山ほどあるのがLUMINE STYLE。
ルミネカードがジャストフィットしていると感じられる方は多数いらっしゃることでしょう。
ビューゴールドプラスカード
ビューゴールドプラスカードは、年会費10,000円のゴールドカードなので他のカードとは趣が大きく異なります。
- 出張等で新幹線を頻繁に利用する。
- 新幹線で通勤している。
といった「交通費が毎年高額である。」という人にとっては、年会費1万円と言えど、1度は検討してみる価値があるクレジットカード。
年間利用額累計100万円以上で「10,000円相当のポイント+豪華9コース(新幹線グリーン車・紀ノ国屋特選デリカテッセン詰合せ・東京ステーションホテルスイーツ等々)から選べる利用特典」がもらえます。
つまり、年間100万円以上電車代を必ず支払うという人にとってはビューゴールドプラスカードは得しかないカードと言えます。
他にも各種優待・保険等々のサービスが付いていますので、「年間100万円以上電車代を必ず支払うという人」にとっては、これ以外のカードだと得できる割合が低くなってしまうから損とも言えます。
アトレビューSuicaカード
年会費477円(税抜)というのは「ビュー・スイカ」カードと同じ。しかし、アトレビューSuicaカードには
- アトレ・アトレヴィでクレジットカード支払いをすればJRE POINTが通常の3倍、100円(税抜)ごとに3ポイント貯まる。JRE POINTは1ポイント1円相当。
- 1年間にアトレ・アトレヴィでクレジット支払い金額が5万円以上ならJRE POINTを500ポイントもらえる。
などのサービスがありますので、アトレ・アトレヴィをよく利用する人にとっては嬉しいクレジットカードと言えます。
JALカードSuica(普通カード)(CLUB-Aカード)
JALカードSuica(CLUB-Aカード)なら年会費2,000円(税抜)、JALカードSuica(CLUB-Aカード)なら年会費10,000円(税抜)がかかります。
- これらの特徴としては、簡単に言えば、このカードを利用していればJMBマイルも貯まるし、ビューサンクスポイントも貯まるということ。
- また貯まったJMBマイルとビューサンクスポイントは相互にチャージでき、貯まったいずれかのポイントを自分の都合で効率的に消費することが出来ます。
「飛行機をそれなりに利用するし、電車だってそれなりに利用します。」という人には便利なカードと言えます。
年会費2,000円は、自らの交通機関の利用額から得ることのできるポイントを算出して判断すればよいですね。
イオンSuicaカード
- イオン系列のお店は毎月20・30日の「お客さま感謝デー」で買い物代金が5%OFFになる。
- イオンの系列店で買い物をすれば200円(税込)ごとに2ポイントときめきポイントが貯まる。
イオンもsuicaもよく利用する人には便利なカードと言えるでしょう。ただ、suicaチャージでの還元率を考えると、
イオン利用メインでsuicaでもちょっといい思いしたい。という人に向いているけど、suicaチャージを定期的に行う人にとっては、還元率が悪いので他のカードにしなきゃ勿体無いってなりますね。
クレジットカードは持ちすぎると訳が分からなくなりますが、毎日の事である通勤通学で着実に得をとる事を考えるなら、所有する厳選クレカにビューカードは加える価値があります。
逆に、電車にあまり縁のない人はそこまで鼻息荒くする必要はないかもしれません。年会費のことを考慮しても尚更ですね。
サルパパ
suicaにまつわるモバイル・スマホ事情
続いては、suicaにまつわるモバイル事情を見ていきましょう。改札でクレジットカードをかざすより、モバイル(スマホ)をかざす方が楽ですよね。
スマホはいつも手に持っているものですからね。
アンドロイドとiphoneでの違い
アンドロイド
アンドロイドはモバイルsuicaを用いれば、スマホで改札を通れるようになります。モバイルsuicaは
「ビュー・スイカ」カード、ビックカメラSuicaカード、ルミネカード、ビューゴールドプラスカード、アトレビューSuicaカード、JALカードSuica(普通カード)、JALカードSuica(CLUB-Aカード)、イオンSuicaカード…全て当面無料。
尚、ビューカードでないクレジットカードを利用の場合は、モバイルsuicaの年会費1,030円(税込)が必要となります。
iphone(apple pay)
iPhoneシリーズはiPhone7/Plusで初めてFelicaが搭載機種され、iphone向けのsuicaアプリもリリースされ、利用できるようになりました。
- iphoneでのsuicaはクレジットカード関係なく無料。
- icloudに情報を共有しておけるからスマホ紛失の時も、アカウントを一時的に止めるなどし安全に、生かしつつ、新しいiphonenに引きつがせることができる。(アンドロイドならば、アカウントを停止し、再発行しなければいけません。)
- iphoneでsuicaを使うにはwalletアプリにsuicaを登録する形になりますが、suica、クレジットカード…合計8枚まで登録ができる。
また、モバイルを利用すると、ビューカード以外のどのようなクレジットカードでもsuicaチャージが出来るという利点も。
ただし、年会費がかかってしまうし、ポイントで得はできないしで踏んだり蹴ったりですので、やはりビューカード系のクレジットカードを用いるに限るといえます。
現状、suicaをスマホで使おうと考えるなら、iphoneのほうが良いと言わざるを得ない状況ですね。
サルパパ
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