初めての海外旅行にドキドキというアナタへ。海外旅行と言えば、クレジットカードが必要と頭に思い浮かぶのではないでしょうか?
- 海外旅行に持っていくのにおすすめのクレジットカードはあるのか?あるならどれなのか?その理由は?
- そもそもクレジットカードは海外旅行に必要なのか?カード会社の広告に踊らされてるだけじゃないの?ホントは不要なんじゃないの?
- 海外旅行にクレジットカードなしで行くのは愚かでしかないということ。
- 海外旅行保険がついているからおすすめなんていい加減で無責任な話だということ。
目次
海外旅行でクレジットカードが必要な訳
現金だけではかさばる
海外旅行に行くのに、全てを現金で対応しようと思ったら、滞在日数、滞在国などの影響もありますが、相当の札が必要になります。
それだけで財布がパンパンになってしまいます。
クレジットカードを持っていれば、現金をどれだけ持っていこうか?で思い悩む必要はありません。
買い物目的で海外という方の場合、例えば、100万円現金で持っていこうとすれば、財布にお札入り切りませんよね。
現金のリスク
現金は名前が書けない、取られたら終わりです。治安の良い日本では、窃盗・強盗などの被害にあうリスクは身近に感じにくいですが、外国では、窃盗・強盗は日本にいる時以上に身近なリスクです。
「日本人はお金を持っている」と思われることも多いですから、日本人が海外旅行に行くというだけで現地ではターゲットとしてロックオンされてしまう確率が高いです。
一方、クレジットカードはサポートセンターに連絡すればすぐに利用を停止してもらえます。
また、クレジットカードには、紛失・盗難保険が付帯しています。60日前までさかのぼってもらえます。
ですから、仮に盗難に遭遇し、カードが不正使用されたとしても、不正使用が認められれば60日前までのことならば、補償してもらえるということ。
窃盗・強盗に遭遇して財布を無くしてしまったとしても、「被害は、財布そのものと、入っていた現金だけ」に留めることが可能になります。
そういう可能性があると想定して、万が一の時の連絡先は財布以外のところにメモとして残し、肌身離さず持っておくことをお勧めします。
両替は損?海外キャッシングするのが賢い?
外国では当然日本円では買い物ができませんから為替両替をすることになりますが、為替両替には手数料がかかるというのが見落としがちな点。
両替というと、1000円札を500玉2枚にするみたいなことを想像してしまいますよね。
だから、為替両替も手数料はかからない、もしくはかかっても微々たるものと思ってしまう傾向があります。しかし、為替両替の手数料は無視できません。
バーツなら12.0%・台湾ドルなら11.6%・米ドルなら2.4%の両替手数料がかかります。(※2017年11月現在)
10万円両替したら、バーツなら12,000円、台湾ドルなら11,600円、米ドルなら2,400円の両替手数料がかかってくるということ。
これって初めて海外旅行する人からするとびっくりするくらいの金額ですよね。
これがもし、海外キャッシングを利用するならどうなるのか?
海外旅行におすすめのクレジットカードとして名前が挙がることの多いエポスカードの場合、実質年率18%、日割り計算。
参照 エポスカード公式サイト
10万円を現地でキャッシングして、30日後に返済・支払いするようにしていたとすれば、費用はATM手数料200円(税別)+(10万円x0.18/365x30)=200円+約1,480円=1,680円
となります。しかも、どの外貨でも共通してこの費用となります。アメリカドルでも海外キャッシングの方が為替両替よりも安く、マイナーな通貨であれば為替両替の手数料は更に高いので、よりお得となります。
そのような現地でATMさえあればどこでもお得に両替できるキャッシング機能付きクレジットカードを持っていれば、現金を多めに持っている必要はないので盗難・強盗に怯えなくてもよく海外での観光地周りでの快適さは向上します。
ただし利用枠については例えばエポスカードに関しては最大50万円、審査等もあり人それぞれとなりますので、海外に行く前にキチンと確認しておく必要があります。
キャッシングには抵抗があるという人も多くいらっしゃるかもしれませんが、利用したから信用が落ちるということはありません。
約束通りの金額を約束の期日に返済しなければ信用が落ちるということ。
私自身、過去に某キャッシングサービスを利用した経験がありますが、住宅ローンは通って家を建てる事が出来ました。
婚活サービスのようにキャッシングサービス自体、より一般的になってきているといえます。
海外キャッシングに関してはよりその傾向は強くて当然。このようなお得で便利なサービスを利用しない人がいないわけがありませんし、そもそも海外旅行に行く人自体がそれなりに経済力がある人なのですから。
それでも抵抗があるという人もいるかもしれませんが、それなら、万が一お金が足りなくなった時のお守りのような存在として持っておくだけでも意味があるでしょう。
海外でお金不足の不安を抱えているのは非常に辛いですから。
ホテル、レンタカー利用など、クレジットカードを提示しなければいけないサービスがある。
日本では考えにくいことですが、海外だとクレジットカードが身分証代わり、自らのステータス・信頼を示すための道具として用いられることがあります。
海外では、ホテル・レンタカーの利用などクレジットカードを提示しなければ利用できないサービスがあります。
クレジットカードをただの後払いのためのツール、お金さえあれば何でも解決できるとは思わない方が良いです。
海外旅行保険がついているクレジットカードが良いとは言うけど…落とし穴に注意。
海外旅行先で、不測の怪我、病気などに遭遇してしまった際、保険に入っていなければ大変なことになってしまいます。
でも、海外旅行保険がついているクレジットカードを持っていれば一安心…。なんて解説しているサイト結構ありますけど、実はそれ結構危険な考え方です。
というか、私自身、そういうものだと思っていたのですがとんでもない間違いでした。
先ほど登場したエポスカードですと、海外旅行向けにおすすめとよく言われるだけあって、海外旅行保険もついています。
など。
- 傷害死亡・後遺障害:最高500万円
- 傷害治療費用:200万円(1事故の限度額)
- 疾病治療費用:270万円(1疾病の限度額)
- 賠償責任(免責なし):2000万円(1事故の限度額)
- 救援者費用:100万円(1旅行・保険期間中の限度額)
- 携行品損害(免責3,000円):20万円(1旅行・保険期間中の限度額)
引用元:エポス公式サイト
「うんうん。保険ついてるのね…OKOKじゃあそれで…」みたいなことを言ってると大変な目にあうことがあります。
補償の額が微妙なのです。
何事もなく無事に帰ってくる可能性が最も高いでしょう。ですが、
- ケガ・病気になり現地で治療してしまう可能性はあります。
- 大きなケガ・病気になり現地で数週間入院してしまう可能性はゼロではありません。
もしそうなってしまったら…
引用元:たびとも>旅行先でのトラブル事例
- 中国にて盲腸で入院し治療・救援者費用が発生:約2,000,000円
- ベトナムにて階段を踏み外し手首を骨折・現地で手術:約1,280,000円
- ハワイにて下痢の症状で3日間入院:約2,000,000円
- アメリカにてのどに痛みがあり声が出なかったため、現地病院で受診した。治療費用が発生。|約140,000円
- ドイツにて突然意識不明になり、現地で入院。けいれん発作と診断。治療費用・帰国費用が発生。|約4,200,000円
- アメリカにて脊椎管狭窄症により歩行困難となり入院。治療費用・装具等・帰国費用が発生。|約21,000,000円
「たびとも>旅行先でのトラブル事例」には「エリア別トラブル事例検索」があって、エリア、国、補償項目を選んで検索し、実際にあった事例を見ることができます。
一番下のアメリカの事例、2100万円です。他にも
引用元:ジェイアイ傷害火災保険(株)2016 年度 海外旅行保険事故データ>高額医療費用事故(治療・救援費用保険金支払) TOP5
- カナダにてホームステイ先の居間で口から泡を吹いて倒れ救急車で搬送。脳炎と診断され 19 日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添いチャーター機で医療搬送。:無制限:3,890 万円
- アメリカにて体のだるさを訴え受診。くも膜下出血と診断され 19 日間入院・手術。家族が駆けつける。:2,528 万円
- サイパンにて飲酒後に転倒、後頭部を強打し救急車で搬送。頭部外傷・硬膜下血腫と診断され10日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添いチャーター機で医療搬送。:無制限:2,367 万円
- アメリカにてレストランに並んでいたところ意識を失い救急車で搬送。心不全と診断され 5 日間入院・手術。家族が駆けつける。: 1,836 万円
- オーストリアにて地下鉄のエスカレーターで服の裾を巻き込み転倒し救急車で搬送。頭部外傷・骨盤骨折と診断され 24日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添いチャーター機で医療搬送。:無制限:1,582 万円
ちょっとした治療でも数百万円掛かっていることがわかります。
更に入院、手術となると、数千万円の請求が来ることがこれら例から見てわかります。
楽しいはずの海外旅行が保険を適当に考えていたから一生苦しむことになってしまわないようにしなければいけません。
これらを見る限り、数百万円台の治療費ならば、海外保険がついているクレジットカードを複数掛け持ちすることで対応することができなくはないです。
ただ、入院・手術レベルの不測の事態に関しては、クレジットカードについている海外旅行保険では不十分なのが分かります。
当サイトはクレジットカードのサイトではありますが、これに関してはクレジットカードが万能とは言えないですね。
キチンと無制限の保険に入っておけば、何の心配もなく海外旅行を楽しむことができますね。
数千円、数万円をケチって数千万円払わされるリスクに怯えながら旅行するのは賢明な行為とは言えないでしょう。
また、家族での海外旅行の場合、家族を保険でカバーできているのか?どれくらいカバーできているのか?(家族特約)もチェックを忘れないようにしましょう。
保険…複数…もらえるの?
無制限の保険と複数の海外旅行保険付きのクレジットカードを用意していて旅先でアクシデントに見舞われてしまい、1,000万円の治療費を請求されてしまった場合、無制限で全額カバーできたのだから、残りのクレジットカードについている保険分の金額は全額もらえて自分のところに入ってくるのか?と疑問を抱く人は多いのではないでしょうか?
カード会社に電話して聞いてみました。保険に関する事は、一つの案件に対し1社が窓口となって話をし、利用者の請求された医療費に対して対応をするとの返答をいただきました。
ですから、治療費以外が懐に入ってきて儲かるということはないとのこと。当然といえば当然なのかもですが、一応確認しておきました。
とすれば、無制限等々各種手厚い保険にさえ入っていれば、クレジットカードについている治療に関する保険はさほど意味はなさないということになりそうです。
自動付帯と利用付帯
私は断然、クレジットカードについている保険じゃなく、保険に関しては無制限の保険に入っておけ!派ですが、そうじゃない人もいる人もいると思いますのでそんな人のためにプチ知識を。
クレジットカードの海外旅行保険には自動付帯と利用付帯があるので注意が必要です。
自動付帯というのはクレジットカードを持っているだけで海外旅行保険に自動的に入れているという仕組み。適用期間は30日のもの、60日のものなどもありますが90日のものが多いです。
ちなみにエポスカードは海外旅行保険自動付帯のクレジットカードです。
利用付帯というのは定められた条件の何等かの支払いをクレジットカードで行うことで海外旅行保険が適用されます。
利用付帯は条件を満たしたところから適用スタートなので、自動付帯の保険ではまかないきれないほどの長期の滞在の場合に、自動付帯の期間が終わる直前に、滞在先で条件を満たし、保険をつなげるということも可能です。
しかし、筆者としては、やはり、クレジットカードの保険は補償内容が通常の保険に比べると軽めなので、おすすめはしません。
無制限など手厚い保険に入る人には不要な話ですが…
海外旅行保険付きのクレジットカードを複数持っていれば項目により合算することが可能です。
傷害死亡・後遺障害は保有してるクレジットカードたちの補償金額の最高額が適用となります。
どういうことか・・)傷害死亡・後遺障害の場合、その事実自体に各社が補償をしている形なので、最高額が支給される。
だが、治療費の場合は、治療費の請求が病院から来て、その金額を保険サービス各社で割る形となり、結果的に最大300万補償なのに150万円しか負担しなかったというケースがあり得る。
滞在先で怪我をして治療を受け、500万円の治療費を請求された際複数枚の海外旅行保険つきのクレジットカードを持っていたとしたら…
- クレジットカードAの海外旅行保険には250万円の傷害治療費用補償がついている
- クレジットカードBの海外旅行保険には300万円の傷害治療費用補償がついている
合算すれば550万円までカバーできているので、500万円全額クレジットカードについている海外旅行保険でカバーできるということになります。
ちなみにカバーできない場合は、実費となります。しかし、日本には海外療養費制度、高額療養費制度がありますので、負担分全額は無理ですがある程度は申請すれば取り戻せる可能性があります。
国際ブランドのシェアをチェック!使えなくて困るということがないクレジットカードは?
これを見ると、世界的なシェアはVisaがナンバーワンなのがわかります。日本に住んでいるとなんとなくメジャーな気にさせられるJCBは世界的にはあまり普及していないといえます。
私自身、初めて海外旅行(アメリカ:ラスベガス~ハワイ)に行った際、しっかりとした下調べをせずになんとなくJCBのカード一枚だけ作っていって苦労した経験があります。
とはいっても、私が周った箇所はアメリカでも日本人観光客にお馴染みのザ・観光地!の典型のような場所ばかりでしたので、JCBカードが使えるお店もそれなりに多く、まぁまぁ何とかなりましたが。
それでも海外旅行に持っていくのはJCBかVisaかといわれたら、経験談も踏まえ、絶対にVisaにしとけと答えますけどね。
JCBを見つけてホッとした時の気持ちは10年以上たった今でもはっきりと覚えています。
とはいえ、行く国にもよりますが、Visaオンリーというのも心もとないです。Visaの他に日本人になじみのあるマスターカード、JCBも持っておくとほとんどの旅先で不自由することはないでしょう。
で、JCBですが、ザ・日本ともいうべきカードですが、日本人が良くいく観光地(ハワイ・アジアなど)では得をするケースも多いです。ですから、行く場所によってはJCBも持っておくべきブランドといえます。
ちなみに、上表で3位にいるUnion-Payは中国を中心拡大している決済システムです。
クレジットカードの特典にはより快適に海外旅行を楽しめるためのものがある
クレジットカードにより、海外り旅行においてより快適に楽しむことができる特典がついているものがあります。
年会費やその他条件等を見て、持っていてもアナタには得しかないというクレジットカードならば、持っておいて、海外旅行の快適さを更にワンランク上げるというのもアリです。具体的には
- 快適に過ごすことができる空港ラウンジを利用できるようになるクレジットカード
- 緊急時のサポート(日本語サポート)対応がついているクレジットカード
- ホテルのグレードアップが可能になるクレジットカード
- 飛行機のグレードアップが可能になるクレジットカード
他にも、目的の施設、ホテル、レストランなどの割引・優待が受けられるクレジットカードを持っているだけで旅をグレードアップさせることができます。
これを機にマイル貯め始めてみる?
これまで「飛行機に縁がなかった」、「海外旅行に縁がなかった」という人も…
マイルがたまる(マイルに交換できるポイントを扱っている)クレジットカードを生活に組み込むだけで航空券を得て、海外旅行に行けるなんていうこともあります。
ちなみにマイレージサービスで得た航空券を売る…は規約違反のところがほとんどのようですので、考えない方が良いです。
無料で得た航空券で定期的に海外へ行けるなんて…人生の質が向上したといえますよね。
海外はやっぱり怖い!?クレジットカード使用の際に日本以上に注意したい点
そもそも全てにおいて日本以上に様々な危険度が増すのが海外と考えて間違いはありません。
海外においては、現金オンリーよりもクレジットカードを利用したほうが安全だし快適であるというのはまぎれの無い事実なのはここまでの内容で理解できたのではないでしょうか?
だけど、クレジットカードならではの被害・トラブルに合わないように以下の点にだけは最低限気を配るようにしましょう。
海外に行く前に4桁暗証番号をチェック。
普段クレジットカードを利用する習慣の無い人が海外で陥りやすいトラブルがあります。
それが、いざ、クレジットカードで支払いをしようと出したはいいが…「暗証番号がわからない」というケース。
そういうことのないように、事前に確認してメモを離さない、数字を頭に叩き込んで忘れないなどの対策をしておきましょう。
金額を確かめる。小さい店・怪しい店・奥まで行かれる店には注意。
金額を確かめる。
海外では日本の常識は通用しないと考えておくべきです。普通に営業している店にも悪いことをしてやろうと考えている人間がいても不思議ではありません。
日本で、店員さんを信用しきっていて、金銭のやり取りを適当に行っている人は海外では気を引き締める必要があります。
まず、金額のチェック。会計の際、日本円でないと、なんだかよくわからないからと日本にいる時以上に適当に流そうとする人がいますがそれは危険です。
悪意を持って数字を操作しようとする人間がいる可能性があることを忘れてはいけません。必ずレシートには目を通し、キチンと確認するようにしましょう。
小さい店・怪しい店・奥まで行かれる店には注意。
確率論ではありますが、大きな看板を背負っているお店では、スキミング等の被害を受ける可能性は低い傾向にあると考えてよいでしょう。
最近は、お店側の人間がそういうことを出来る余地がないようにするために、カード処理をその場し、暗証番号入力も店員さんに見えないような位置に置いてされることが多くなってきました。
逆にいうと、そういう配慮がされていないお店には注意を払った方が良いでしょう。その場合、現金で対応するなどすれば、クレジットカード被害にあう可能性を低くすることが出来ます。
現金は海外で盗難・強盗にあえば、その地点で損確定ですから、クレジットカードがいかに優れているかを理解できるのではないでしょうか?
サルパパ
初めての海外旅行とクレジットカードに関連するQ&A
クレジットカードは何枚持っていくのがベストですか?
- 国際ブランドにより使える店・使えない店がある。
- 限度額リミット・期限切れなど様々な想定外のリスク。
- カード盗難・紛失、カード不調などの時に1枚だと終わる。
- カードの枚数分、利用できる金額が増えるから心にゆとりができる。
その他、私は、クレジットカードについている保険ではない手厚いプランの保険に入ることを推奨している人間ではありますが…
海外旅行保険をクレジットカードについているもので何とかしようという人の場合は複数枚カードを持っている必要があります。
またその際は自動付帯か利用付帯かに注意するようにしましょう。
世界一周におすすめなクレジットカードはありますか?
世界一周も旅行の範囲内と考えれば、世界一周だからといって特におすすめということはなく、海外旅行向けにおすすめなクレジットカードがイコール世界一周にもおすすめなクレジットカードといえます。
ただし、世界一周ならではの特徴を踏まえて、気にかけて置いた方が良いポイントというのはあります。
旅行日数
クレジットカード付帯の海外旅行保険の多くは適用期間が30日のものが多いですが、世界一周となると例えば、世界一周クルーズなら3、4か月かかります。保険の期限については通常のスポット的海外旅行以上にチェックしておく必要があります。
日数が多いので、様々なトラブルの可能性が高まります。トラブルの可能性が高くなるのに合わせて持っていくクレジットカードの種類・枚数は多いほうがより安心感を得ることが出来るとなります。
更に立ち寄る国も多いですから、国際ブランドもVisaを軸にするのは変わらずとも、バリエーションを持たせておく重要性は高まります。
お金を使う機会クレジットカードを使用する機会自体が増えますから、トラブルの可能性が増える。これだけは肝に銘じて置いた方が良いでしょう。
学生が海外旅行に行くのにおすすめなクレジットカードはありますか?
学生だからおすすめということですとステータス等ではなく、年会費無料などリーズナブルなクレジットカードがお勧めということになるでしょう。
他にも、学割のような、学生だから入れるお得なクレジットカードもあります。
- 学生専用JALカードnavi|在学期間中年会費無料。買い物100円で1マイル貯まる。卒業もJALカード継続で2000マイルもらえる。など。
- 学生専用ライフカード:事前に申し込むことで海外でのショッピング金額の5%をキャッシュバックしてもらえる。など
学生でも高校生となると、そもそもクレジットカードの審査条件に「高校生を除く18才以上…」とありますので、クレジットカードを作ることが出来ません。
クレジットカードの代わり、デビットカードを作るとよいでしょう。デビットカードは、クレジットカードと違い、後払いすることが出来ず、使用したらすぐに決算される(即時決済)ということ。
それでも、その他はクレジットカードとほぼ同等のことが出来ますので、高額の現金を持ち歩く等のリスクを解消するのには十分なカードです。
アンケート実施!海外旅行に持っていくべきクレジットカードは?理由は?
海外旅行に持っていくべきクレジットカードでおすすめはどのカードか?また、その理由について30名にアンケートを実施しました。
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:全国20~50代男女30名
- 調査期間:2018年4月
エポスカード(4名)
- (30代女性)エポスカードは年会費無料で入れて旅行代金を支払ったカードとかじゃなくても付帯して旅行にいくだけで保険適用されるので1枚もっていて損はないカードだと思います。
- (20代女性)エポスゴールドカードは年会費無料で損害賠償が最大で2000万円、さらに海外医療費のキャッシュレスサービスがあり実際に現地で治療を受ける時にその場で、治療費をカード会社が支払ってくれるサービスがあります。年会費が不要で持っているだけでさまざまな付帯がつくのでおすすめです。
- (20代男性)私はエポスゴールドカードを推奨します。理由としては、以下2点があげられます。(1)安心な保証!エポスゴールドカードは年会費無料であるにも関わらず、海外旅行補償保険がついております。もし緊急入院があった場合、270万円まで保険で保証されるため、海外旅行保険に入る必要がないくらい安心して旅行をすることが出来ます。(2)ラウンジの利用!空港にある有料ラウンジがエポスゴールドカードを見せることで無料になります。ドリンクも飲み放題のため、待ち時間を優雅に過ごすことができます。この2点より、エポスゴールドカードを推奨します。なお、海外旅行時はVISAブランドにしておくと、ほとんどの店舗でクレジットカード決済をすることが可能です。そのため、私はエポスゴールドカード(VISA)のみで一週間過ごすことが可能でした。
- (50代男性)自分の経験からだと病気になってもキャッシュレスで受診可能、そして盗難やスキミングされてももう1枚あるともしもの時も安心して旅行できる。
楽天カード(4名)
- (50代男性)VISAと海外旅行保険が付帯したインターナショナルカードを2枚持っていくべきである。
- (30代女性)楽天カードは発行するハードルが低いので持ちやすい。カード自体に海外旅行保険が付いているので、安心だと思います。
- (40代女性)楽天カードは海外旅行傷害保険がついており、何かトラブルがあった時も24時間対応してくれるので安心です。
- (30代男性)楽天ゴールドカードのトラベルコースに入会すると空港ラウンジが使用できるカードが付いてきます。空港ラウンジを使用できるだけでかなり海外旅行が快適になります。また重い荷物を空港から家まで配送してくれるサービスもあるので海外旅行によく行く人にはとてもおすすめの一枚です。
三井住友VISAカード(4名)
- (50代女性)三井住友VISAはいろいろな国で使うことができるので安心です。
- (20代男性)三井住友VISAカードなら海外旅行保険の役割も果たしてくれるため。
- (40代男性)三井住友VISAカードは絶対に海外に持っていくべきカードです。現金はできるだけ持ちたくないのも一つの理由です。VISAカードは世界で1番使えるカードです。
- (30代女性)三井住友VISAクラシックカードは、海外旅行傷害保険がついていますので、もしもの怪我にも備えられる。
JALカード(3名)
- (30代女性)国内利用より距離が長いのでマイルがかなり貯まる。又、ツアーの場合や利用キャリアがJAL以外では効果はないが個人手配でJAL便利用時は飛行機の座席がアップグレードする確率が高いから。
- (40代男性)マイルの貯まる速度が全然違います。海外旅行ならば、航空券だけでもマイルはかなり貯まります。提携しているホテルを利用すれば、さらに貯まります。レストラン・買い物でも貯まるので、かなりお得だと思います。また、クレジットカードに海外保険も付いているので、万が一の時も安心できます。
- (30代女性)海外でのレストランやホテルで使うとマイルをお得に貯められて、しかもそのマイルを特典航空券に変えられるから。
ニコスカード(1名)
- (40代女性)ニコスは20歳からずーっと使っていて特に問題も無いため、個人的には好きだから。
理想的には、複数の国際ブランドのカードを揃えておいた方が良い…だけど複数の方の声を聴く限り主要な観光地であればVisaだけでも困ることはそんなにはなさそう…。ただし、トラブルの可能性もあるから複数枚持ちは必須。Visa1枚だけだといざという時に不便になりますのでVisa2枚プラス別ブランド1枚づづ計4枚というのが海外旅行における理想的な布陣と言えそうです。
保険をお勧め理由に挙げている人が多数いますが、保険については保険がついているから安心!と思わないように。クレジットカードについている保険だけだと現地で手術、1か月入院レベルのトラブルに巻き込まれたら数千万円掛かるケースがありますから、クレジットカードについている保険だけではカバーしきれないケースがあります。
アンケートは、カード名称を答えてほしかったのですが、国際ブランド名を答えてきた人がかなりいまして…そちらも紹介させていただきます。
サルパパ
Visaカード(12名)
- (40代男性)利用範囲が広い
- (50代男性)おそらくどこでも使えるから
- (40代男性)ほぼすべての店舗で利用できるため。
- (40代男性)VISAカードは海外に行く時必ず持っていきます。コンビニは現地の紙幣で支払いますが、細かくなると日本円に買えられないのでできるだけカードで支払いします。
- (50代女性)多額の現金を持ち歩くのは危ないので、カードは必須です。VISAカードは、どこの国へ行っても使えて便利です。色んな国へ行きましたが、使えないところはありませんでした。
- (30代女性)他のクレジットカードよりもvisaカードは世界中で使える場所が多いからです。
- (50代男性)まずどこでも使えるのが、VISAカードでしょう。
- (30代女性)使えるお店が多いから
- (40代男性)VISAカードであれば、大体の海外の国で使うことができるし、ポイントなどの特典も多いから。
- (50代男性)使えるお店が多く海外旅行にはVISAカードが便利でした。
- (40代女性)海外で生活していましたがVISAカードならほぼ使えないところはないという印象です。現地での両替は使えないような状態のお金、例えば破けていたり折れ曲がっていてタクシーで返されたりするような状態のものがよく含まれていました。よく確認しないといけません。
- (40代女性)ヨーロッパでは断然VISAです。他のどのクレジットカードよりも使えるところがダントツに多いので、VISAを持っていけば問題ありません。
MasterCardカード(2名)
- (30代女性)MasterCardは対応している場所が多いので使いやすかった
- (50代男性)いままでの海外旅行で、まずMasterCardのロゴのないところはなかった。
JCBカード(1名)
- (20代男性)JCBカードは使えない店がほとんどないので、海外にもっていくべきと思います。
アメックス(1名)
- (40代女性)世界各国を旅している友人はアメックスなら間違いなくどこでも使えるカードだとよく言っていましたがアジア近辺、よほどの辺鄙なところでなければVISAで十分使えるのではと思います。
アメックスも世界的シェアを見る限り、間違いなくどこでも使えるとまでは言い切れないはずです。やはり世界的なシェアを見て、まずはVisaを最優先に、Visaを軸に考えるのがベストですね。
サルパパ
初めての海外旅行とクレジットカードについてまとめ
- 海外旅行へはクレジットカードを国際ブランドを分けて複数枚持っていくのがベスト。
- ただ保険に関しては、クレジットカードについているものに頼り切るのは得策とは言えない。
- 海外キャッシングは、どう考えても便利でしかないのでその機能があるカードは持っていくカードの中に含めておくべき。
- 様々な特典がある中でアナタが得たい特典と年会費とのバランスを見て、採算が合うと判断したものをもっていくとよい。
- クレジットカードにまつわる被害にあわないよう、また被害を最小限に食い止めるよう知識をつけ注意を払う必要あり。
日本ではアンチクレジットカード派という方も海外に行く際はクレジットカードは必須である…と言っても過言ではありません。
特に保険周りの記載には力を入れました。たかが旅行と思われている方もいるかもしれませんが、金銭にまつわる取り返しのつかない悲劇に見舞われた方が過去にいるのが海外旅行。
何があっても、リカバリーできる体制を整えた上で海外旅行に発つようにしましょう。
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