ここで疑問が…。「メルカリとヤフオクの違いって何?どっちが良いの?」ということ。
今回はメルカリとヤフオクを比較して、そのメリット・デメリットをケースバイケースにて、古物商としてあらゆるモノを売りまくってきた経験を踏まえて解説します。
※古物商で売りまくっていた時は、今回例に出させてもらっているアカウントとは別のヤフオクアカウントで運用していました。あらかじめご承知おきください。
サルパパ
ですから、ヤフーIDをどうしてもヤフオクで使いまわしたくないという場合は、別でヤフオク専用のIDを取る必要があります。
また、送料・配送方法が、メルカリ・ヤフオク利用における一番のハードルと言っても良いですが、100円均一のメジャー、体重計があればほぼ全ての荷物がどれに該当するのかはわかりますので心配無用です。
目次
メルカリでの出品~出荷~納品~取引完了の流れ
1.メルカリのアプリをダウンロードします。
2.トップ画面の右下辺りにあるカメラのイラストをタップします。
3.「写真を撮る」、「ギャラリーから選択」、「バーコードで出品(本など)」、「下書き一覧へ」の中から選択。
予め、写真を用意している場合は、「ギャラリーから選択」。今から売りたい商品の写真を撮るという場合は、「写真を撮る」を選択します。
私は、予め画像の写真を用意してから出品オペレーションをすることがほとんどなので「ギャラリーから選択」ばかりですね。
該当する写真を選びます。写真は4枚まで選ぶことが出来ます。
※androidのアプリだと4枚まで、iphoneのアプリだと10枚まで選べるという声が多いです。
写真を加工することが出来ます。ペン(自筆で絵や文字が書ける)、写真を回転させたり、テキストで文字を入れたり、明るさを調整したり、彩度を調整したり、ビューティー(ぼかし・美肌加工)などが可能です。
4.商品の情報を入力します。
- 商品名(入力します)
- 商品の説明(入力します)
- 商品の詳細>カテゴリー(選択します)
- 商品の状態(選択します)
- 配送について>配送料の負担(選択します)
- 配送について>配送の方法(選択します)
- 配送について>発送元の地域(選択します)
- 配送について>発送までの日数(選択します)
- 販売価格(入力します)
最後に、販売手数料と販売利益が自動で計算されて表示されます。確認して問題なければ、「出品する」をタップします。
これで出品完了です。ここで「下書き」をタップすれば、手順3の段階で「下書き一覧へ」をタップすることでそのここまで入力してきた内容を出すことが出来ます。
商品の詳細>カテゴリー(選択します)は、メルカリが自動で読み取って、適切なカテゴリを選んでくれることが多いです。
(テンプレート)に予め入力しておけば、同じ商品を何度も出品する場合に便利です。
「配送について>配送料の負担(選択します)」、「配送について>配送の方法(選択します)」については、初めてメルカリで出品する人にとってはハードルの一つと言えるでしょう。
基本的には、荷物の直方体・立方体の縦x横x高さの合計(cm)と重さでサイズ分けされていますので難しいことはありません。
詳細は以下のページの「配送はどうするか一度定めてしまえば問題なし。」に書かせていただいておりますので目次を辿り参考にしてみてください。

- 自宅保管していたのでご理解いただける方のみご入札お願いします。
- 中古品なのでキズ・汚れなどございます。ご理解いただける方のみご入札お願いします。
- 中古品ですので、動作の確認は保証できず、ジャンク扱い・ノークレームノーリターンでの出品です。ご理解いただける方のみご入札お願いします。
などの文言を添えると良いです。3.に関しては、その分、相場価格自体が落ちますので、書いた分、高く売れなくはなります。
出品自体はこれだけで出来てしまいますし、煩わしいトラブル関連の心配も、お決まりの文言を入れておけば、ほぼ問題ありません。
これで随分と、ハードルが下がったのではないでしょうか?
サルパパ
5.閲覧者とのやり取り~商品が売れるまで
メルカリは、メッセージのやり取りの文化が根付いていると言われています。
「値引きできませんか?」
と言ったメッセージが来ることが多々あります。それへの対応が辛いという場合は、商品紹介文に、「値引き交渉不可とさせていただいております。」と丁寧に一文添えておくと良いでしょう。
しかしながら、
- 値引き交渉こそが醍醐味。そこがamazonや楽天と違うところ。
- 値引きしてほしいと言ってくるということは、商品を買おうか迷っているということ。
という風にも言えますので、値引き交渉をシャットアウトしてしまうことでの販売の機会損失は幾分かあると考えて間違いないでしょう。
6.売れた後(メッセージのやり取り)
出品している商品が売れたら、購入者とのやり取りを行います。基本的には、ほぼ同じような流れなので、一連の定型文章をメモ帳などに保存して使いまわすと便利です。
- (売れた後):この度はご購入くださいましてありがとうございました!早速、郵送準備に取り掛からせていただきます!商品到着まで1週間ほど見ていただければと思います。よろしくお願いいたします!
- (発送完了後):お世話になっております!商品の発送を先ほど完了いたしました!到着までしばらくお待ちください。
- (商品到着→取引完了後):この度は素晴らしい取引をありがとうございました!今後も機会がございましたら、是非よろしくお願いいたします。
取引完了後のメッセージと共に、相手の評価もすることになります。よほどのことがない限り、「良い」にするのが無難です。
というより、波風立てないという意味で、どんな相手が現れても、私は「良い」の評価しかしないですし、これまでも「良い」しか付けたことないですね。
サルパパ
また、稀に「購入はしてくれたが入金がまだ」、「商品到着確認をしてくれない」などのようなケースもあります。その際は、以下のような具合のテンプレを用意しておけば良いです。
- (購入はしてくれたが入金がまだ):この度はご購入ありがとうございました!お支払いを完了くださいましたら郵送準備に取り掛からせていただきます。よろしくお願いいたします。
- (商品到着確認をしてくれない):お世話になっております。商品は手元に届きましたでしょうか?(^^;)届いてましたら評価等していただきたいのですが…お手数かと思いますがよろしくお願いいたします。
また、例文そのままだと味気ないですし、人によって微妙に適切な文書は違ってもきますので、例文に常に何かしらの変化を付けるように心がけると良いですね。
サルパパ
6.売れた後(出荷)
慣れていない時、一番、アワアワ緊張するのが、このタイミング。
出品の際に、どの配送サービスを使うを指定する際に、「荷物の包み方・何に入れて発送するか?」などはある程度定めてある状況。
まずは落ち着いてその通りに、荷造りをします。荷造りが終わったら、選択したサービスの窓口へ、スマホ持参の上で荷物を持ち込みます。
その方が、わからないことは質問出来るし、多くの荷物がある場合でも、ゆっくりと落ち着いて伝票貼りなど出来ますので。
サルパパ
窓口にはバーコードリーダーのようなものがありますので、そこにアプリのナビゲーションに沿ってバーコードをかざし、伝票を発行。伝票を貼り付けて店員さんに渡したら出荷完了。メルカリアプリにて「出荷完了報告」します。
ヤフオクでの出品の流れ
1.ヤフオクのアプリをダウンロードします。
2.「出品」をタップします。
3.フリマ出品かオークション出品かを選択します。
フリマ出品は、言ってしまえば、メルカリと同じ形式…。ここは、ヤフオクならではの魅力を堪能するため「オークション出品」を選択。
4.オークション出品する商品についての情報を入れていきます。
- 写真のアップ
- 商品について>商品名(入力します)
- 商品について>カテゴリ(選択します)
- 商品について>商品の状態(選択します)
- 商品について>商品説明(入力します)
- 配送について>発送元の地域(選択します)
- 配送について>発送までの日数(選択します)
- 配送について>送料の負担(選択します)
- 配送について>配送の方法(選択します)
- 期間について>終了する日時(選択します)
- 価格について>開始価格(入力します)
- 価格について>即決価格(任意)(入力します)
- 出品者情報(最初に入力した情報がそのまま出る。公開は都道府県名のみ)
画像を選ぶ際には「ヤフオク!に写真と動画の撮影を許可しますか?」、「ヤフオク!に端末内の写真、メディア、ファイルへのアクセスを許可しますか?」という質問が出ますので、両方とも「許可」する必要があります。
でないと、スマホでの写真をヤフオクにアップすることが出来ません。
アップする写真を選んで「決定」をタップします。10枚まで掲載可能です。
メルカリでは、出品前、出品後共に画像の加工がアプリ内で出来ますが、ヤフオクではできません。
画像をアップした後は、前述の項目に入力もしくは選択をしていきます。
5.配送について
どの荷物がどの配送サービスに該当するのかは、メルカリでの判断・測定基準とほぼ同じです。
ヤフオクはメルカリと違い、送料落札者負担が普通にまかり通っているので、メルカリのように、送料を安くするのに苦心したり、送料を考えると儲からないからと考える必要がありません。
だから、どんなにかさばる商品でも、送料落札者負担にしておけば、「落札額-システム手数料(8.64%~10%)-仕入れ値」が利益となりわかりやすいです。
6.価格について
ここがメルカリとヤフオクの一番の違いと言って良いでしょう。
ヤフオクでオークション出品をする場合、「開始価格」を設定します。要は、オークションの開始価格。最低この値段で売れて欲しいという金額です。
即決価格の入力は任意になっています。オークションの場合、入札者が競り合うことで、いかに限界ギリギリのお得ラインで落札するかの攻防が繰り広げられています。
しかし、この即決価格を入力しておけば、即決価格より下の価格で競り合っている状況・もしくは入札がない状況ならば、その値段で入札すれば、即決で落札出来てしまうという機能。例の画像に関しては、「7,000円だったら満足。」と私は思っていたので、即決価格に7,000円と入力しました。
即決価格は、今すぐ欲しい、どうしても欲しいという人に、「今しかない!」と思わせることにつながります。また、どうしても欲しい、今すぐ欲しい、という人にとって嬉しいシステムでもあります。
私自身、落札者側でヤフオクを利用することがありますが、基本的に、すぐ結果が知りたいし、その商品をどうしても欲しくて探しているので、即決価格があれば、即決しちゃいます。
デメリットとしては…即決価格を設定していなければ、もっと高値に上がっていたかもしれない…ということ。即決価格を設定するかしないかは…一長一短ありますが、性格と好みの問題のように思いますね…。
サルパパ
全て入力したら、「ガイドラインと上記規約に同意して出品する」をタップ。
ヤフオク出品完了。
キチンと出品されています。
ヤフオクでも、普通に値引き交渉がありますので、そのあたりへの対応・対策もメルカリでの解説を参考にしてください。
サルパパ
メルカリとヤフオク…その他の違い
見ている人、利用している人の層
メルカリは、スマホアプリメインで、若い女性を中心に軽い感覚で利用するケースが多いです。その分、よく取引されるのは、比較的リーズナブルな小物、衣類等が多い印象。
一方ヤフオクは、今では、スマホアプリでメルカリと大差のない操作性で扱いやすいサービスになっているとはいえ、スマホが広がる前からあるサービス。メルカリに比べ、オジサン率、ビジネス率も高めと言えます。そのため、バイク、車なども普通に出品され、取引されています。かくいう私も、過去に、古物商で利用するのに、車をヤフオクで購入し、古物商から足を洗うのに、ヤフオクで車を売却した経験があります。
ヤフオクは、マニアックなものでも誰かしらが見ていて、買っていくんだなぁと感心した思い出があります。落札者負担の面も含め、ヤフオクの方が幅広く色々なモノを売りやすいなぁという印象はありますね。
システム利用料・手数料は?
メルカリ、ヤフオク共に10%。ただし、ヤフオクはプレミアム会員(月額498円)になると、8.64%になります。
メルカリとヤフオクの比較・違いについてまとめ
私がアラフォーのおじさんだということもあるのかもしれませんが、ヤフオクは…商品の大きさ、価格なども含め、バリエーションが凄くて、お宝さがし感、ワクワク感があります。
それは、オークション形式自体が人間の血が騒ぐシステムだということも影響しているのかもしれません。
思いのほか値がつりあがったりするとテンション上がって興奮するんですよね。
一方、メルカリは、そのままフリマをネットでしていますって感じですね。気軽感があります。ヤフオクに比べると、送料の文化などを見ても感じますが、購入者側により配慮されたサービスに感じます。
要らないモノ、要らなくなったものを人にリーズナブルな値段で譲って断捨離。WINWINみたいな使われ方がメルカリ開発者の思いとしては理想的なんでしょうね…。
とはいえ、そんな中でも、メルカリの特徴を上手に活かして、メルカリで稼いでいる人は一定数います。そのことについては以下のコンテンツでも書かせていただいてますので参考にしてみてください。

メルカリ・ヤフオクで高価なモノを取引するのは怖い…という気持ち
メルカリ・ヤフオクを利用すれば、個人対個人で気軽に売買が出来るというメリットがあります。でも…その道のプロでないと、高額商品を扱うのは躊躇してしまいます。
私自身、古物商をしていた時、目利きなど全然できませんでしたので、高額な商品をヤフオクなどを使って、それ相応の価格で出品することはできませんでした。
- もし、不要だからと格安で譲り受けたブランド品が偽物だったらどうしよう…。
- 細かな傷がどうとかで揉めたらどうしよう…。どの傷・汚れが価格にどれくらい影響を及ぼすものなのかがわからない。
- 滅多にないだろうけど、詐欺に遭遇したらどうしよう…数十万、数百万の取引だったら立ち直れないぞ…。
- 商品の価値を十分に知らずに出品してしまい、大損したくない。
- 車・バイクなどは、名義変更などが面倒くさい。
- 骨董品・割れ物などは配送途中で割れてしまったら大変だ…。
などの思いがあったのです。
このような高額商品(車・バイク・着物・切手・毛皮・古銭・古紙幣・金・プラチナ・ダイヤモンド・宝石・ブランド品・ブランド服・時計・骨董品・お酒・金券などなど)は、十分な経験・知識なしに、メルカリ・ヤフオクを利用しての個人間売買はリスクが高いです。
そうではなく、多少中間マージンは抜かれるにしても、専門の買取業者に買ってもらうのはベターです。というか私はそうしてました。中途半端に欲をかくと痛い目に遭いますから。
とはいえ、こういった業者も儲けを出したいのは当然…。小さな業者の中には、「いかに上手に安く買い取るか?」に情熱を注いでいるところもあります。
そんな業者に任せてしまうと、中間マージンを多く取られてしまいます。そうならないためにはどうしたらいいか…?
高価買取をウリにしている全国的に有名な業者に依頼するという方法。このような業者の場合、査定には一律のルール・相場・マニュアルがありますので、イチ査定士が無茶な査定をしてくるリスクは低いです。そういうことをしてると、悪評が回って、グループ全体に悪影響が及びますので。
以上の理由から、高額な商品に関しては、メルカリ・ヤフオクを利用しての個人間売買はお勧めしません。
バイセルのような全国組織で有名な業者にまずは依頼してみることから始めるのが最も良い手段です。その商品に見合った価格で確実にキチンと買い取ってもらえます。
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